口唇ヘルペスになる原因とは?

口唇ヘルペスとは、唇や口の周囲に小さな水ぶくれが表れるのが特徴です。風邪や熱がある時に出来やすいので、一般的には「風邪の華」や「熱の華」と言われています。口唇ヘルペスは「単純ヘルペス」というウイルス感染が原因で発症します。しかし感染しても唇に水ぶくれが出来たりなどの目で分かる症状が出ない場合もあるため、単純ヘルペスのウイルスを持っていても全く気づかない人もいます。しかし、唇ヘルペスは唾液を介しても感染してしますため、知らずのうちに周囲に影響を与えている危険性もあります。勿論、唇にできた水ぶくれなどの患部に直接触れるとヘルペスに感染する可能性が大きいです。ちなみに、子供の頃に親子間の接触で感染する場合もありますが、小児の間に口唇ヘルペスにかかるよりも、大人になって初めて発病する方が症状が重く厄介であると言われています。ちなみに唇ヘルペスの多くは再発によるものが多く、再発期間は年に1、2回程度と言われています。普段見る口唇ヘルペスは再発によるものが、ほとんどです。

口唇ヘルペスの症状

口唇ヘルペスは、大人になって初めて発症する場合は、かなり重い症状になる危険性があります。写真や画像はありませんが、症状としては、唇や口の周囲に水泡が沢山発生し、発熱や首周りのリンパ節が、腫れます。しかし再発による唇ヘルペスの場合は、発生する水泡も少なく2週間程度で簡単に回復します。口唇ヘルペスの症状、前兆としては、唇や口の周りに、痒みが発生します。そして、それがピリピリ感やチクチク感に変わります。ちなみに何度も口唇ヘルペスを経験している再発者は、前兆で分かるはずです。その後、半日程度で唇や口角の周りが赤く腫れあがってきます。これはヘルペスウイルスが増殖をはじめているために起こる症状ですので、この時期に治療を行うと効果的です。その後、3日くらいまでの間に唇や口角周囲に水泡が起こります。この水泡が破れると水の様な液体が出ます。この液体がヘルペス感染の原因になりますので、指に付いた場合などはすぐに洗い落とす様にしてください。10日〜2週間程度で水泡の跡に「かさぶた」ができて回復に向かうでしょう。口唇ヘルペスの間は、お化粧などが不便でしょうが、基本的に日にち薬ですので、水泡を潰すなどの無理な処置をせずに、気長に回復を待ちましょう。

口唇ヘルペスの治療法・薬

口唇ヘルペスは基本的に、2週間程度で回復するのですが見た目が良くないので、薬を使って早期で治療したいという方いらっしゃると思います。病院から処方される薬としては、抗ウイルス剤や抗炎症剤、抗生物質になるでしょう。ちなみに、病院に行くのが億劫な方のための市販薬としては「アクチビア」と言うものがあります。抗ウイルス成分があり、ヘルペスウイルスの治療薬として国内外でも効果が認められている市販薬です。しかし、これは再発による唇ヘルペスの方が対象になります。また初めて口唇ヘルペスになった方に効果的な漢方薬としては、「銀翹散」というものが良い様です。初めて唇ヘルペスになった方におこる、発熱やリンパ節の腫れを抑える働きがあります。しかし、的確な治し方をするためには、やはり専門医で診察を受け、処方してもらった薬を使用する方が良いでしょう。口唇ヘルペスの予防としては、免疫力を上げることが大切です。十分な睡眠、バランスの良い食事をすることで唇ヘルペスの再発を予防することが可能です。

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